映画『柘榴坂の仇討』(主演:中井貴一) ロケレポート!

2014年09月03日

「柘榴坂の仇討」メインビジュアル


(C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会


平成26年9月13日(土)滋賀県先行公開!!
平成26年9月20日(土)全国ロードショー!!

中井貴一 阿部寛 広末涼子 / 中村吉右衛門

原作:浅田次郎(「五郎治殿御始末」所収 中央公論新社刊 / 新潮文庫刊)
監督:若松節朗(「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」) 音楽:久石譲
脚本:高松宏伸 飯田健三郎/長谷川康夫

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彦根藩主・井伊直弼に仕えた藩士を題材とした映画「柘榴坂の仇討」がいよいよ公開。
原作は浅田次郎さんの短編小説。
彦根藩主・井伊直弼に仕えた彦根藩士の「仇討」が題材となった滋賀県ゆかりの作品です。

映画 物語 映画

安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)は酌婦に身をやつすも、金吾は切腹も許されず、仇を追い続ける。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の明治六年(1873年)、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にもその日、新政府は「仇討禁止令」を布告していた。「直吉」と名を変えた十兵衛が引き人力車は、金吾を乗せ柘榴坂に向かう。そして運命の二人は13年の時を越え、ついに刀を交えるが……。



映画 滋賀県内のロケ地 映画
今年1月中旬から2月上旬にわたり、ご当地である彦根をはじめ、下記の4か所で撮影が行われました。

〇 三井寺(大津市)
〇 西教寺(大津市)
〇 八幡掘周辺(近江八幡市)
〇 彦根城周辺(彦根市)



momiji 三井寺 momiji

三井寺では、井伊直弼公の墓がある豪徳寺という設定で、主人公らが訪れるシーンが撮影されました。
 ここは重要文化財の唐院へと続く石段ですが、多くのロケーションの中から選ばれました。最終的に、苔むした石積みが監督の目に留まり、決定されました。

三井寺(撮影風景)


三井寺では他にも、街中の茶店のシーンが撮影され、新之助(高嶋政宏)が金吾(中井貴一)を雑踏の中から見つけ出すというシーンが撮影されました。
 このシーンでは、サプライズとして茶店の亭主役として、なんと!原作者の浅田次郎さんがエキストラとしてご出演されています。是非とも、お見逃しなく!

撮影風景2(三井寺)


三井寺は、時代劇には欠かせない、昔の日本の風情をもった由緒あるお寺です。
湖国近江の名勝、近江八景「三井の晩鐘」としても知られています。

三井寺
天台寺門宗総本山 園城寺(三井寺)
住所/滋賀県大津市園城寺町246
TEL/077-522-2238
営業時間/8:00~17:00 
拝観料 500円(大人)
詳しくは→ http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_see_92.html




momiji 西教寺 momiji

国の文化財に指定されている書院では、江戸の彦根藩屋敷の設定で、彦根藩士扮する中井貴一さんが彦根藩の重臣から仇討ちを命じられるシーンが撮影されました。
「もはや切腹など許されぬぞ。」との言葉に、金吾(中井貴一)は一言も発することなく、ひたすら下を向いている、非常に重たいシーン。この大切なシーンのロケーションを決めるために、若松監督が40カ所以上の寺院を見て回って選び出したロケ地です。

スチール画像(西教寺)


(C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会

また、柘榴坂で金吾(中井貴一)が十兵衛を(阿部寛)を問いただすシーンでも、西教寺の坂が使われました。
映画の題名にもなっている坂で、クライマックスへ続くシーンのロケーションですので、県内だけでも何か所も見て回り、最終的にここの坂に決まりました。
大量の白い砂を一日かかって坂にまき、雪のシーンを作りました。是非ともこのシーン、お見逃しなく!!

撮影風景(西教寺)


全国に400寺以上の末寺をもつ天台真盛宗の総本山。
大津坂本にお城を築いた明智光秀にもゆかりがあるお寺です。

西教寺
天台真盛宗総本山 西教寺
住所/滋賀県大津市坂本5丁目13-1
TEL/077-578-0013
営業時間/9:00~16:30 駐車場(無料)
拝観料 400円
詳しくは → http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_see_88.html




momiji 八幡掘 momiji
知る人ぞ知る時代劇のメッカ、八幡掘でも撮影が行われました。
八幡掘では水辺にある屋敷が撮影スポットとしてロケが盛んに行われており、ここでは新之助(高嶋政宏)が金吾(中井貴一)を見つけ、追いつめ、声をかけるシーンが撮影されました。

スチール画像(八幡掘)撮影風景(八幡掘)
(C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会




momiji 彦根城周辺 momiji

彦根の湖岸
ここでは、彦根藩主である、井伊直弼公が藩士たちを伴い、江戸城へ登城する行列のシーンが撮影されました。
ここで登場する彦根藩士たちは、エキストラとして参加していただいた彦根市民の方々です。
幕末期の彦根藩士の行列を、現在の彦根市民が演じるという印象深い撮影になりました。
 撮影の日は、体の芯から冷えるような寒い日でしたが、エキストラの皆さんは素足に草履。エキストラにご参加いただいた彦根市民の皆さん、本当にありがとうございました!

撮影風景(彦根)


彦根城中堀(埋木舎前)
彦根藩士扮する中井貴一さんが江戸城前を歩くシーン。彦根城の中堀、「埋木舎」の前で撮影が行われました。
埋木舎(うもれぎのや)は、若き日の井伊直弼大老が過ごしたところといわれており、その名に因んだ和菓子も彦根市内で売られています。お立ち寄りの際はご賞味あれ。

スチール画像(彦根)撮影風景(彦根)
(C)2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会

埋木舎和菓子「埋もれ木」
「埋木舎」についてはこちら
→ http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_all_3782.html
和菓子「埋もれ木」についてはこちら
→ http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?act=dtl&id=1845&emview=t



 若松監督は「一生懸命生きる人が、この映画の主人公。テーマになる言葉を探せば、たぶんそれは”矜持(きょうじ)”。つまり、人としての誇りと覚悟ということになるでしょうか。」と言われています。
現代の日本人が失くしかけているものに気づかせてくれるような、そんな心が洗われるような映画です。
 滋賀県ゆかりの作品で、滋賀で撮影が行われたこの映画。全国では9月20日(土)から、滋賀県では全国に先駆けて9月13日(土)に公開を迎えます。
 是非とも、劇場でご覧ください!



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Posted by 滋賀ロケーションオフィス at 17:16 │撮影風景