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映画「ちはやふる 下の句」小泉徳宏監督、滋賀県を訪問!


2016年05月20日

 4月29日より全国東宝系にて公開中の映画「ちはやふる 下の句」--

 今年2月、県内の完成試写会に小泉徳宏監督がお越しくださいました。
午前中には映画「ちはやふる」でも登場するかるたの殿堂・「近江神宮」にて、雑誌の取材会も行われました。
滋賀ロケのスタッフも潜入~!
とても気さくに楽しいお話を繰り広げてくださった取材会の様子を少し紹介します。




■| 滋賀県での撮影時の思い出は?
名人戦などの撮影を近江神宮で行ったのですが、当日に台風が来てしまいました。
多数のエキストラさんにお願いしていたので来てもらえないのではと心配しましたが、ちゃんと来て下さって、律儀な方が多いのだなと感動しました。
撮影時には、ラーメン屋さんなど地元の業者さんにケータリングで温かい食事を提供していただきました。おかげでスムーズに撮影がすすみました。

■| 一番苦労したところは?
かるたシーンが大変でした。一手一手、細かく配置などを考えていかないとならないので試合の展開に合わせて札の並べ方のパターンをたくさん考えました。

言葉を大事にしたい-
今回は百人一首が題材ということで、1000年近く前の(作者たちの)感情と、(千早たち)10代の今の感情は時代が変わっても変わらないはず。歌の意味や言葉を大事にして映画を撮影しました。

■| マンガの躍動感を実写で撮影するのに気を付けたことは?
実際の競技かるたはとても速く、普通に見ていてはわかりません。1秒間に1000コマ撮れるハイスピードカメラを使って、スローモーションも取り入れて撮影しました。
スローにすると細かい動きが求められるので、役者も相当練習していました。
ハイスピードカメラは大量の光を必要とするので、はかま姿の役者たちは暑くて大変だったと思います。
また1句読むごとに札が飛び散るので、(会場で対戦している各組のかるたを)元に戻す作業も大変でした。

■| 滋賀県のみなさんへ一言
滋賀県や大津市のみなさんにご協力いただいてできた映画です。
みなさんを含めて全員この映画の“スタッフ”だと思っていますので、ぜひご自分の目で見ていただければ、また願わくば、映画を見て滋賀を訪れる人が増えてくれればと思います。
千早たちが育つ過程を見られるのが上の句、成長した姿が見られるのが下の句だと思っています。
ぜひ劇場でご覧ください。


(C)2016映画「ちはやふる」制作委員会 (C)末次由紀/講談社


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iconN28 滋賀ロケスタッフ余談です―――
今回の映画には、実際の「第37回 全国高等学校 小倉百人一首かるた選手権大会」の開会式シーンが登場します。前日より撮影は開始されていたのですが、前日には大会に参加する高校生たちが続々と近江神宮に必勝祈願に来られ、途切れることがなかったそう。
スタッフ、キャストみなその姿を見て感じ取ることも多く、気合が入ったそうです。
競技かるたに関わるみなさんの情熱が、映画にも反映されているのですね。





Posted by 滋賀ロケーションオフィス at 11:08 撮影風景