映画「利休にたずねよ」ロケレポート!
2013年11月23日
映画「利休にたずねよ」ロケレポート!!
2013年12月7日(土)より全国ロードショー!

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
原作/山本兼一「利休にたずねよ」(PHP文芸文庫)
監督/田中光敏 脚本/小松江里子 音楽/岩代太郎
市川海老蔵 中谷美紀 / 市川團十郎(特別出演) / 伊勢谷友介 大森南朋
作品概要
利休……彼こそは「茶聖」とまで称えられた至高の芸術家。「美」に対する見識や独創性の数々には、かの織田信長や豊臣秀吉でさえ一目を置いたという。もしも、その崇高なまでに研ぎ澄まされた美意識が、若い頃に体験した情熱的な恋に始まっているとしたら……?大胆な仮説のもとに希代の茶人の出発点を取り上げ、第140回直木賞を受賞した山本兼一の歴史小説『利休にたずねよ』(PHP文芸文庫)。それは、まさに美の本質に迫る極上のミステリーにして、心を焦がす究極のラブストーリー。もはや歴史小説の枠を超えた傑作が今、長編映画として新たな生命を宿す。
ロケレポート
原作・山本兼一さんと田中光敏監督のコンビといえば、2009年公開の安土城築城の棟梁・尾張熱田の宮大工、岡部又右衛門を描いた大作映画「火天の城」であり、滋賀県とはとってもゆかりの深いお二人。
その節にも大変お世話になりましたが、今回の作品でも滋賀で撮影していただきました。
さて、撮影は、昨年の11月から12月にかけて。滋賀県では主に3つのシーンで撮影されました。
一つ目は、『待庵』のシーン。この待庵のシーンはポスターの背景にもなっています。
待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休作と信じうる唯一の現存茶室と言われていますが、今回は待庵のセットを三井寺の覚勝院に作りこみました。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
その時の、監督ロケハンの様子はこちら。
石垣の通路を眺める田中監督の後姿が真剣です。(ジーンズの後姿が田中監督です。)

それまでは、なかなか決まらなかった待庵のロケ場所でしたが、田中監督はこのロケーションを見て、ここでの撮影を即決!
されたのでした。
待庵は、利休作の究極の茶室だけあり、それに負けないだけの
強いロケーションが必要となってきますが、田中監督が選ばれたのは、ここ三井寺の覚勝院でした。
そして、建込みの様子はこちら。
後ろからもパチリ!

そして出来上がりはこちら!

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
あらためて、東映美術の熟練スタッフの腕の素晴らしさに感服しました。この仕上がり、お見事ですわ。
撮影の時の様子はこちら。

別のシーンでは、雪も降らせています。

主演の市川海老蔵さんが撮影当日にロケ地に到着し、車から降りたとき、開口一番「あ・・ここいい雰囲気だなぁ・・」と感嘆の声を上げておられていたのを思い出します。
そして、二つ目は、映画の見せ場の一つである『北野大茶会』のシーン。
三井寺の国宝・金堂前で撮影されました。
関白だった秀吉が権力誇示のために開いたといわれ、伝説とも言われているこの茶会。
歴史上最も有名な茶会のシーンは、三井寺の金堂前で見事に再現されました。
その撮影の様子はこちら。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
この雰囲気、凄いでしょ!!
国宝・金堂のロケーションの力も相まって、実に格調の高い雰囲気の映像になっています!!
そのときの映像は、こちらの予告動画から見られますよ!
撮影の際に使われた茶器はこちら。


こちらは元総理大臣・細川護煕さん作の黒茶碗。
茶道監修の熊倉功夫先生より「利休らしい素直な茶碗」と推薦をいただき、情熱の新人プロデューサー・森田大児氏の熱意
により使用が実現したとのこと。
その他、かつて利休が使用したと伝えられる利休所持の長次郎作黒楽茶碗銘「万代屋黒」を初めて使用するなど、劇中に登場する茶道具の時価換算総額だけで、映画の製作費を遥かに凌駕する
というこの作品。是非、そのあたりの小道具にもご注目を!!
11月後半のこの日の撮影は、底冷えの凍てつくような寒さ。
国宝・金堂の茅葺き屋根からは、清々しい朝日
に照らされて蒸発した霜の煙が立ち上り、厳かな雰囲気が漂う中、秀吉(大森南朋)と利休(市川海老蔵)の息を飲むような緊迫したシーンが撮影されました。
是非、映画の大画面でご確認下さい!このシーンは必見ですよ!!
三つ目は、『利休切腹十二年前の安土城の庭』でのシーンです。
国宝・彦根城で撮影されました。
まずは、秀吉(大森南朋)がヴァリニャーノを迎えるシーンは太鼓門櫓で撮影されました。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
また、ヴァリニャーノとフロイスが離れの茶室の前に立つシーンは楽々園の玄関が使用されました。

このように、映画「利休にたずねよ」では、多くの滋賀のシーンが使われていますが、それ以上に、この作品、実に素晴らしい出来になっておりまして、試写を見終わった後、実に心地よい気持ちでエンディングを見られる映画でした。
久しぶりの本格時代劇が満を持しての登場です。
今回の作品は、テレビ局などの他社主導ではない、東映・京都撮影所6年ぶりの自前の企画とあって、現場のスタッフも並々ならぬ熱意
をもって撮影に臨んでおられました。
是非、作品の素晴らしさを映画館で確かめてみてください!そして、滋賀のロケ地にもお越しくださいね!
ロケ地に遊びに来てください!
①三井寺
園城寺は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗の総本山。山号を「長等山」と称する。 開基は大友与多王、本尊は弥勒菩薩である。日本三不動の一である黄不動で著名な寺院で、観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所である。また、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られる。
詳しくはこちら!
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=92

グルメ
相撲料理 神雷
横綱・白鵬もやってきたというこのお店。スープが最高。是非、一度ご賞味あれ!

詳しくはこちら!
http://tabelog.com/shiga/A2501/A250101/25001266/
②彦根城
姫路城などとともに天下の名城の一つに数えられる彦根城は、井伊直継(なおつぐ)・直孝(なおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成しました。佐和(さわ)山城・安土城・長浜城・大津城の石垣や用材が使われました。月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられています。
詳しくはこちら
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=838

グルメ
ちゃかぽん
熱々の湯がきたてうどんに赤い上等の近江牛のしゃぶ肉をのせ、その上から赤味噌で調味しただし汁をたっぷり注ぎかけて食べる贅沢なうどん。

詳しくはこちら!
http://www.sennaritei.jp/site/tyakapon/index.html
2013年12月7日(土)より全国ロードショー!

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
原作/山本兼一「利休にたずねよ」(PHP文芸文庫)
監督/田中光敏 脚本/小松江里子 音楽/岩代太郎
市川海老蔵 中谷美紀 / 市川團十郎(特別出演) / 伊勢谷友介 大森南朋

利休……彼こそは「茶聖」とまで称えられた至高の芸術家。「美」に対する見識や独創性の数々には、かの織田信長や豊臣秀吉でさえ一目を置いたという。もしも、その崇高なまでに研ぎ澄まされた美意識が、若い頃に体験した情熱的な恋に始まっているとしたら……?大胆な仮説のもとに希代の茶人の出発点を取り上げ、第140回直木賞を受賞した山本兼一の歴史小説『利休にたずねよ』(PHP文芸文庫)。それは、まさに美の本質に迫る極上のミステリーにして、心を焦がす究極のラブストーリー。もはや歴史小説の枠を超えた傑作が今、長編映画として新たな生命を宿す。

原作・山本兼一さんと田中光敏監督のコンビといえば、2009年公開の安土城築城の棟梁・尾張熱田の宮大工、岡部又右衛門を描いた大作映画「火天の城」であり、滋賀県とはとってもゆかりの深いお二人。
その節にも大変お世話になりましたが、今回の作品でも滋賀で撮影していただきました。
さて、撮影は、昨年の11月から12月にかけて。滋賀県では主に3つのシーンで撮影されました。
一つ目は、『待庵』のシーン。この待庵のシーンはポスターの背景にもなっています。
待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休作と信じうる唯一の現存茶室と言われていますが、今回は待庵のセットを三井寺の覚勝院に作りこみました。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
その時の、監督ロケハンの様子はこちら。
石垣の通路を眺める田中監督の後姿が真剣です。(ジーンズの後姿が田中監督です。)
それまでは、なかなか決まらなかった待庵のロケ場所でしたが、田中監督はこのロケーションを見て、ここでの撮影を即決!

待庵は、利休作の究極の茶室だけあり、それに負けないだけの

そして、建込みの様子はこちら。

後ろからもパチリ!

そして出来上がりはこちら!

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
あらためて、東映美術の熟練スタッフの腕の素晴らしさに感服しました。この仕上がり、お見事ですわ。
撮影の時の様子はこちら。

別のシーンでは、雪も降らせています。

主演の市川海老蔵さんが撮影当日にロケ地に到着し、車から降りたとき、開口一番「あ・・ここいい雰囲気だなぁ・・」と感嘆の声を上げておられていたのを思い出します。
そして、二つ目は、映画の見せ場の一つである『北野大茶会』のシーン。
三井寺の国宝・金堂前で撮影されました。
関白だった秀吉が権力誇示のために開いたといわれ、伝説とも言われているこの茶会。
歴史上最も有名な茶会のシーンは、三井寺の金堂前で見事に再現されました。
その撮影の様子はこちら。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
この雰囲気、凄いでしょ!!
国宝・金堂のロケーションの力も相まって、実に格調の高い雰囲気の映像になっています!!
そのときの映像は、こちらの予告動画から見られますよ!
撮影の際に使われた茶器はこちら。


こちらは元総理大臣・細川護煕さん作の黒茶碗。
茶道監修の熊倉功夫先生より「利休らしい素直な茶碗」と推薦をいただき、情熱の新人プロデューサー・森田大児氏の熱意

その他、かつて利休が使用したと伝えられる利休所持の長次郎作黒楽茶碗銘「万代屋黒」を初めて使用するなど、劇中に登場する茶道具の時価換算総額だけで、映画の製作費を遥かに凌駕する

11月後半のこの日の撮影は、底冷えの凍てつくような寒さ。

国宝・金堂の茅葺き屋根からは、清々しい朝日

是非、映画の大画面でご確認下さい!このシーンは必見ですよ!!
三つ目は、『利休切腹十二年前の安土城の庭』でのシーンです。
国宝・彦根城で撮影されました。
まずは、秀吉(大森南朋)がヴァリニャーノを迎えるシーンは太鼓門櫓で撮影されました。

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
また、ヴァリニャーノとフロイスが離れの茶室の前に立つシーンは楽々園の玄関が使用されました。

このように、映画「利休にたずねよ」では、多くの滋賀のシーンが使われていますが、それ以上に、この作品、実に素晴らしい出来になっておりまして、試写を見終わった後、実に心地よい気持ちでエンディングを見られる映画でした。
久しぶりの本格時代劇が満を持しての登場です。
今回の作品は、テレビ局などの他社主導ではない、東映・京都撮影所6年ぶりの自前の企画とあって、現場のスタッフも並々ならぬ熱意

是非、作品の素晴らしさを映画館で確かめてみてください!そして、滋賀のロケ地にもお越しくださいね!

①三井寺
園城寺は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗の総本山。山号を「長等山」と称する。 開基は大友与多王、本尊は弥勒菩薩である。日本三不動の一である黄不動で著名な寺院で、観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所である。また、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られる。
詳しくはこちら!
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=92

相撲料理 神雷
横綱・白鵬もやってきたというこのお店。スープが最高。是非、一度ご賞味あれ!

詳しくはこちら!
http://tabelog.com/shiga/A2501/A250101/25001266/
②彦根城
姫路城などとともに天下の名城の一つに数えられる彦根城は、井伊直継(なおつぐ)・直孝(なおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成しました。佐和(さわ)山城・安土城・長浜城・大津城の石垣や用材が使われました。月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられています。
詳しくはこちら
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=838


ちゃかぽん
熱々の湯がきたてうどんに赤い上等の近江牛のしゃぶ肉をのせ、その上から赤味噌で調味しただし汁をたっぷり注ぎかけて食べる贅沢なうどん。

詳しくはこちら!
http://www.sennaritei.jp/site/tyakapon/index.html
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Posted by 滋賀ロケーションオフィス at 01:25
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