大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」も後半に入ってきました。

皆様、お待たせ致しました！！(≧▽≦）
昨年のロケから一年がたち、後半のドラマの盛り上がりに向けて、ここであらためて、昨年行われた滋賀県内でのロケレポートを掲載します！



滋賀県のロケは２０１０年、昨年の９月１１日（土）から９月２１日（火）まで、１０日間に渡って行われました！

エキストラの総数も３００人以上となり、過去の滋賀ロケの支援作品の中でもとても大規模なものとなりました。

今回のレポートではＰＡＲＴ１で滋賀県内のロケ地を中心にご紹介しＰＡＲＴ２で撮影裏話についてレポートします。



まず、今回のドラマのロケ地と言えば、やはり江の原点である小谷城趾です。

晴れた日の小谷山からの景色はこんな感じです。

竹生島がとても美しく見えます。



撮影は小谷城趾の桜馬場というポイントで行われました。

長政とお市が第１話で語り合うシーンや、第８話でお市と三姉妹が琵琶湖を眺めるシーンが撮影されました。

実はドラマの画面でみる景色と、現実に眺める景色とでは少し違うところがあります。

皆さん、その違いをここからの琵琶湖を眺めてもらって探してみて下さい。なんでしょうか？？

皆様のコメントをお待ちしています！



また小谷城趾では、地元の方が昼食時に炊き出しをして下さり、撮影現場も大いに盛り上がったロケとなりました。

地元長浜市の皆様、ありがとうございました。

炊き出しの鍋を山まで運ぶの大変だったでしょうに．．





次のポイントは東近江市にある六所神社です。

ここでは第１話で長政がお市に朝倉に着くと告白するシーンが撮影されました。



この神社は緑苔むす素晴らしく美しい神社です。

演出の伊勢田さんは六所神社を見て、ここで撮影することを即決されたほどです。



撮影では「かわらけ（灯明ともいいます。）」が実に３００個！！も設置され、とても幻想的な雰囲気の中で撮影が行われました。

山の中腹にある神社でため、照明などの機材を運ぶのも一苦労で、スタッフ泣かせのロケ地でしたが、十分に雰囲気のある映像になったのではないかと思います。



次のポイントは湖南アルプスです。
ここでは、第４話で光秀の自害のシーンが撮影されました。

ドラマの場面はとても重たいのですが、光秀役の市村正親さんのいぶし銀の演技と、伊勢田さんの演出と、吉俣良さんの音楽と、ロケーションが相まって、重く美しく描かれています。

個人的にもとても好きなポイントです。





撮影当日は雨に降られて撮影開始時間が遅れて、深夜に至る撮影になりましたが、時間も忘れてしまうくらい圧倒的な美しさでした。





次は、高島市マキノ町の知内浜です。

ここは数少ない琵琶湖の原風景が残っている、素晴らしく美しいポイントです。

個人的にはこのあたりの琵琶湖の景色が大好きです。



ここでは第３話で信長と江が竹生島に向かうシーンが撮影されました。

本来であれば、信長と江は小谷山のある琵琶湖の東側から竹生島に向かったはずなのですが、ここからの竹生島や琵琶湖の景色が圧倒的に美しいので、反対側の西側にある知内浜での撮影となりました。

この日は干上がってしまいそうなくらい暑い日でしたが、強い風で船がクルクル回る中、役者さんもスタッフも一生懸命になって撮影されました。

一旦船が湖上にでると、半日は陸に帰ってくることができません。

この日の撮影は、今思い出しても厳しい撮影でした．．





次のポイントは甲良町にある西明寺です。



このお寺は本堂、三重塔とも国宝、木造薬師如来立像をはじめとする仏像も重要文化財と、歴史のあるお寺さんです。

ここでは第３話で信長と江が竹生島の宝巌寺の弁財天をお参りするシーンが撮影されました。

ドラマで撮影された弁財天は、この西明寺さんにある弁財天が撮影されています。



次は近江八幡市の伊崎寺での撮影の様子です。

第３話で信長と江が竹生島の宝巌寺にお参りし、その後石段を下りてくるシーンが撮影されました。



ここは車で行くことが出来ないポイントで、機材を運ぶために台船を利用するという撮影でした。



琵琶湖岸の近くのお寺で、バレもの（電線などの現代物）がないポイントが見つからず、最後まで決まらなかったロケ地です。

伊勢田監督が「ここで行きましょう」と決定された時は「やっと見つかった！」正直ホッとしたことを覚えています。



次のポイントは近江八幡市安土町にある信長の館です。

第２話で三姉妹が信長に安土城に招待され、安土城から琵琶湖を眺めるシーンが撮影されました。



地元の方々が地元のお菓子などを多くの差し入れをしていただき、アットホームな中での撮影となりました。

ドラマの中で三姉妹が眺める琵琶湖の景色は、伊勢田監督が一番美しいと判断された、とあるホテルの屋上から別撮りされた琵琶湖の景色がＣＧではめ込まれています。
　


最後に高島市の琵琶湖岸での撮影の様子です。

一つは深溝の湖岸、もう一つは白鬚浜の湖岸です。

まずは深溝の湖岸での江の馬掛けの様子です。

第１話の冒頭に、安土城を抜け出した江がこの象徴的な木の前を駆け抜けるシーンはここで撮影されました。

現場は少し狭いところなのですが、湖らしい景色が撮影できるポイントです。



ドラマの中では１秒にも満たないカットですが、スタッフは画面を美しく見せるために、お花を植えています。

スタッフのこだわりに頭が下がる思いでした。





次に、白鬚浜での撮影の様子です。

伊勢田監督がこだわって選ばれた、琵琶湖岸で一番美しいと判断された景色です。

この写真はパラグライダーを使っての撮影の様子です。

馬で走る上野さんと併走して撮影したり、回り込んだりして撮影されました。



次の写真はストラダという機材を使っての撮影の様子です。



このストラダですが、操作が難しく、３、４人のスタッフがこん身の力を込めて、やっとアームが動き出すという代物です。



この機材のおかげで、スケール感一杯の琵琶湖を撮影してもらうことができ、モニターを見ている私達も思わず「おぉ．．」と感嘆の声を思わず上げてしまうほど見事な出来となっています。

皆さん、是非、第１話の冒頭のこのシーンをあらためて見て下さいね！



番外編として作り場の様子です。

地元の滋賀銀行さんに無理をお願いして体育館を空けていただきました。

とても大きな体育館ですが、スタッフが持ち込む大量の道具で溢れかえりました。

滋賀ロケーションオフィスは日頃、ドラマや映画をたくさん支援していますが、この道具の多さにはびっくりでした！



ここでまとめて役者さんやエキストラのメイクや衣装を作ります。



滋賀銀行さん、特にバスケットボール部の皆さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m



ちなみに、これは撮影終了の翌日、上野さんが大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」滋賀県推進協議会会長である髙田紘一滋賀銀行会長と嘉田由紀子滋賀県知事を表敬訪問されたときのショットです。



１０日間の長期ロケを終了された上野さんは、滋賀県ロケでのエピソードや琵琶湖への思いなどを知事や会長に語っておられました。


ところで、ここで緊急告知です！

この度、大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」滋賀県推進協議会およびＮＨＫ大津放送局の共催で大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」コンサートを開催することとなりました！

音楽担当の吉俣良さんの演奏を生で聞くことができます！
また、ドラマのヒロイン上野樹里さんも応援に会場に駆けつけます！

しめ切りは７月１２日（火）です！！お急ぎあれ。詳しくはこちらから。
→　http://www.biwako-visitors.jp/bureau/taiga-concert.pdf

ロケレポートはＰＡＲＴ２（裏話編）へ続きます！