山田監督と木村拓哉が初コラボ

滋賀ロケーションオフィス

2007年04月24日 19:00

映画「武士の一分」のロケが行われました。



 これまで数々の名作品を手掛け、様々な映画賞を総なめにしている山田洋次監督。その山田監督がメガホンをとる、『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く藤沢周平原作の時代劇映画『武士の一分』のロケ撮影が2月と3月に彦根市内で行われました。

 ※撮影は昨年の2月、3月です。

 ロケ地となったのは埋木舎とその周辺。埋木舎(うもれぎのや)の大門と白壁塀、お濠との絶妙な取り合わせが決め手となりました。

 これまでから山田監督と滋賀県の関わりは深く、『男はつらいよ』では長浜市で、『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』では彦根城で撮影が行われており、本件とは切っても切り離せない関係にあります。

 今回の彦根ロケでは200人うぃ超えるギャラリーが見守る中、木村拓哉さん扮する主人公・三村新之丞が笹野高史さん扮する中間の徳平を従えて、白壁塀の道を通り家路につくシーンなどが撮影されました。

 公開前から話題騒然となっているこの作品は、今年12月に松竹の配給により全国ロードショーの予定です。

 ※昨年の12月に公開され、6月にはDVDがリリースされます。

ストーリー紹介

 三村新之丞は、最愛の妻・加世とのつつましく暮らす海坂藩の下級武士。平穏な日々は、藩主の毒味役を務めて失明した日から暗転する。絶望して自害しようとする新之丞を、加世は必死で思いとどまらせるが、夫のために口添えを得ようとして罠にはまり、番頭の島田藤弥に身を捧げてしまう。それを知った新之丞は加世を離縁して復讐を誓うが、島田は藩内きっての剣の使い手。
 無謀な果たし合いに勝機はあるのか。
 失った夫婦の絆と愛情は再び取り戻せるのか・・・。



キャストおよびスタッフ

監督:山田洋次           原作:藤沢周平

木村拓哉(三村新之丞 役)   壇れい(三村加世 役)

桃井かおり(波多野以寧 役)  板東三津五郎(島田藤弥 役)



映画 『武士の一分』 公式webサイト

http://www.ichibun.jp/




撮影アラカルト(撮影の準備はいろいろと大変です)

?枝つけ 
 撮影は2.3月に行われたので、街路樹には葉がない状態。

 撮影前日に美術スタッフにより若葉の飾り付けが行われました。


?砂まき 
 ストーリーの設定は江戸時代。

 埋木舎前の道路はアスファルト舗装のため、道路を

 通行止めにし、砂をまきました。


?ギャラリーたち 
 この日、撮影を一目見ようと約200名のギャラリーの方が

 彦根城近辺に大結集しました。

 木村さんの名演技にギャラリーもメロメロ。



※こちらの情報は 「滋賀ロケーションオフィスニュース 第10号 (2006.7.24発行)」 より
 全文引用しています。

 「」部分は記事掲載時に追記しました。


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