「上条麗子の事件推理９」ロケレポート！

　ＴＢＳ系月曜ゴールデン「上条麗子の事件推理９」
■放送日　平成２３年９月５日（月）夜９時～
■出演者　眞野あずさ、渡辺徹、小沢真珠、荻野目慶子、寺田農　ほか
■編　成　高島美穂
■脚　本　外村朋子
■監　督　津崎敏喜

作品の概要
　眞野あずさ扮する公認会計士・上条麗子が、見習い会計士である尾崎健作(渡辺徹)とともに、出張した先で起こる様々な事件を、持ち前の正義感と好奇心で、爽やかに解決していく人気シリーズ。第９作目となる今回は、近江八幡を中心とする県内の様々な観光名所を舞台に、交錯する郷土愛や、家族への思いが引き起こしてしまった切ない事件を解決に導いていく。
公式ホームページはこちら　→　http://www.tbs.co.jp/getsugol/20110905/drama_point.html



「月曜ゴールデン　上条麗子の事件推理９」の撮影は、今年のゴールデンウィーク明けの５月１０日（火）から二週間にわたり、近江八幡市を中心に県内各地でおこなわれました。　今回はその撮影レポートをいたします！


まずは、近江八幡のランドマークタワーの役割を果たしている、駅前のホテルニューオウミでの撮影風景です。





今回の、ホテルニューオウミは撮影スタッフの宿泊ベースとなり、撮影面でも大変御協力をいただきました。
ホテルスタッフもエキストラとしてご出演いただきましたが、はたして画面に登場されるのでしょうか．．それは見てのお楽しみ。

主演の眞野あずささんは近江八幡にはプライベートでもよくお越しになるそうで、ホテルニューオウミはその都度、使われているそうです。
近江八幡には眞野あずさファンがたくさんおられますが、その理由が今回の撮影で良くわかりました。

　次は八幡堀での撮影の様子です。





　ドラマの中では、主人公の武村（寺田農）は近江牛の味噌漬けの仕事を引退しボランティアで水郷めぐりの船頭をしている、という設定ですが、役者さんは船のこぎ方をご存じでないため、現職の船頭のボランティアの方にお越しいただき、ドラマのために船のこぎ方を指導してもらいました。
　ギャラリーもいっぱいでした！

　次は、旧近江八幡郵便局での撮影の様子です。



　この建物はウィリアム・メレル・ヴォーリズによりの設計によるもので、レトロな雰囲気の残る市中心部のランドマーク的な役割を果たしている建物です。

　次は、平居醤油店での撮影風景です。



　近江八幡の旧市街地には町屋風の建物がたくさん残っていますが、平井醤油店はその中のひとつで、歴史を感じる趣のある建物は、今回のドラマに重厚感を与えてくれました。
今回の設定は「武村商店」という近江牛の味噌漬け屋という設定です。

ここでは、近江八幡の近江牛の老舗店の一つである毛利志満さんの従業員の方にも撮影を手伝っていただきました。撮影分量が多かったため、深夜にわたる撮影でした。

　次に、近江八幡市庁舎での撮影の様子です。



　ここでは、建物に関する審議会が開かれる公民館という設定で撮影が行われました。
撮影の途中、冨士谷英正近江八幡市長と森島近江八幡観光物産協会会長からの表敬訪問があり、
主演の眞野あずささんと津崎敏喜監督に花束と今回のドラマのアイテムである近江牛の味噌漬けが贈呈されました。



　近江八幡市内では他にも、たねや日牟礼ヴィレッジ、京料理宮前、スナック星の砂、八幡堀、新町通り、ＪＲ近江八幡駅、佐波江浜、龍ヶ崎神社など、市内の数多くのポイントで撮影されました。お店の名前もドラマの中では実名で出てきますので、お楽しみに！


次は、竹生島・宝巌寺での撮影風景です。



　船が到着するたびに、沢山のお客さんがどっと宝巌寺にお越しになります。その合間をぬっての撮影となりました。ちなみに、写真の宝巌寺の標石は、美術スタッフがこの撮影のために作られた標石で、本物と見間違う出来上がりでした。

この日は５月とは思えないほど暑い日でしたが、早朝から黒壁スクエアで撮影をこなし、その後竹生島に船で渡り、山の上へのたくさんの機材を搬送し、宝巌寺、都久夫須麻神社での撮影をこなし、ホテルに帰ってそのままアフレコ（俳優さんの台詞だけを録音すること）とハードスケジュールで、本当にバテバテの一日でした。

主演の眞野あずささんは、さぞやお疲れのことだったと思います。

　次は、守山ヤンマーマリーナでの撮影風景です。



　ここでは、殺人事件が起こります。この日もとても暑い日で、スタッフも真っ黒になりながらの撮影になりました。

ちなみに、ドラマに出てくる黒パトの劇用車は、近江八幡市さんがこのドラマ制作のために貸して下さったものです。近江八幡市さん、ありがとうございました。
この日も夜遅くまでの撮影でした。

　最後に、高島市にある鮒寿しの老舗店「喜多品」での撮影風景です。



　滋賀県のドラマなので琵琶湖の湖魚のお店の設定を入れよう、と津崎監督がおっしゃって下さり、ドラマ中に鮒寿し店が出てきます。
　
　このドラマのスタッフは東京から来られているので、鮒寿し食べたことない、という人ばかりでしたので、鮒寿しを差し入れしましたが（それも京料理宮前自家製の高級鮒寿し！）、鮒寿しに対する意見は別れました。

「あの臭いはダメ！」という人や、「これはいける！」という人も。女性とお酒好きには好評だったようです。


　この他にも、都久夫須麻神社、黒壁スクエア（長浜市）、彦根城（彦根市）、浜大津駅周辺、浮御堂、びわこボート（大津市）、滋賀県畜産技術振興センター（日野町）など、県内数多くのポイントで撮影されました。地元の方々には興味津々のドラマとなり、全国の皆様には滋賀の魅力が十分に伝わるドラマになっていることと思います。沢山の地元エキストラの方々にもご参加いただきました。


　津崎監督、神戸プロデューサー、その他多くのスタッフも皆さん本当に良い人達で、厳しいスケジュールでしたが、和気あいあいとした良い雰囲気で撮影が進みましたが、その雰囲気がドラマの画面にも出ているのではないでしょうか。

　また、地元近江八幡市の市役所、観光物産協会、地域住民、企業、市民エキストラなどの皆さんが撮影に全面協力して下さり、できあがった作品です。地元愛も画面から伝わってくることと思います。

　滋賀ロケは年間何本ものドラマ制作を支援しますが、今回のように滋賀が舞台になるドラマの支援には、自ずと力の入れようが違ってきます

滋賀ロケこん身の支援作品ですので、是非皆さんお楽しみ下さい！　



ロケ地にも遊びに来て下さい！　

★八幡堀



　八幡堀は、安土・桃山時代に豊臣秀次の八幡山城居城のもと、城下町が栄える原因となった町の一大動脈です。近江商人の発祥と発展、また町の繁栄に八幡堀は大きな役割を果たし、江戸時代後期には近江国において大津と並ぶ賑わいを見せたといいます。昭和初期までは、常に町の人々の経済・流通路でしたが、戦後は陸上交通の発展によって廃れました。堀に沿って、白壁の土蔵や旧家が立ち並び、華やかだった当時の様子をよく伝えています。日牟禮八幡宮の大鳥居をくぐったところに、堀に白雲橋がかかり、橋からは、かつて全国各地から送られてきた物産を一時保管した土蔵が見られます。近年になって、観光名所として整備され、船着き場などが復元されました。
WEBサイト→http://www.omi8.com/annai/hachimanbori_info.htm

★市立資料館　歴史民族資料館



　森五郎兵衞の控宅で、近江商人（八幡商人）の往時をしのぶ帳場風景や生活様式をそのまま残し、そのほか多くの民俗資料を展示公開しています。裏庭には、民具。農具などが展示され、水郷地帯の農村の生活を知ることができます。
初代五郎兵衞は、伴傳兵衞家に勤め、別家を許され、煙草や麻布を商いました。やがて、呉服・太物など取扱商品を増やし、江戸日本橋や大坂本町にも出店するなど活躍しました。
現在も、東京日本橋室町に近三商事株式会社として活躍中です。
＊市立資料館は「郷土資料館・歴史民俗資料館・旧西川家住宅・旧伴家住宅」の４館で構成されています。
WEBサイト→http://www.omi8.com/annai/rekimin.htm

★長命寺



　長命寺は西国三十一番札所の聖徳太子開基の寺で、参詣客も多く、琵琶湖の眺めも美しい寺院です。
八百八段の長い石段を登りつめると、本堂・護摩堂・三重の塔・三仏堂・鐘楼など重要文化財の諸堂が立ち並んでいます。
例年６月下旬の土曜日に長命寺紫陽花コンサートが開催されています。
WEBサイト→http://www.omi8.com/annai/tyoumeiji.htm